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新刊

「花よ -Tu étais ici-」 R-18 / 56P / 600円 サンプル

「此方輝く黒星に」 R-18 / 42P / 400円 サンプル

花よ -Tu étais ici-

 19世紀後半のパリ。吸血鬼が接客をする会員制クラブで男娼のような暮らしを送る吸血鬼の少年・カミーユが、 吸血鬼としての「運命」に翻弄される、ささやかな失恋と死に至るまでの話。

※登場キャラクターの死を扱います
※ぬるいですが男女間の性描写(受が女性に挿入する描写)があります。
 サンプルに該当部分を掲載してありますので、詳細はそちらでご確認下さい。

サンプル

あらすじ

 19世紀後半のパリには、吸血鬼と会うことの出来る「プライベート・ブラッド」と呼ばれる会員制のクラブがあった。
 そのクラブで主に男性客を相手に夜を売っている吸血鬼の少年・カミーユは、クラブを取り仕切る謎の少年・ロジェに興味と複雑な想いを抱いていた。
 吸血鬼たちは相性のいい人間からしか生き血を啜ることが出来ない。だから相性のいい相手が見つかれば、クラブを出て行かなければならない――。そのことに疑問を、そして不安を抱きながら生活していたカミーユにも、ある日ついに運命の相手が見つかってしまう。
 そのことをきっかけに、カミーユは自分の内に潜んでいたささやかな恋心に気づき――。

登場人物

カミーユ
 クラブに住まう、年の頃十七ほどの吸血鬼の少年。クラブに多額の「援助」を行う客を相手に「夜の仕事」をしている。
 幾人もの客を相手にしてきたため、雰囲気はややあだっぽく、言動や所作は大人のように見えることがあるが、上客以外の前では子供っぽく笑ったり、年相応に遊んでみたりする一面もある。
 ロジェに複雑な感情を抱いている。

ロジェ
 クラブを取り仕切る少年。
 カミーユよりも年少に見えるが、ずっと同じ外見をしており、何年経っても外見は変わらず少年のままである。
 外見にそぐわぬ威圧感を持ち、老獪な人物であるが、同時に掴み所がなく、謎が多い。
 契約を交わしていない吸血鬼を「生きながら死に、死にながら生きる」と表現し、彼らと相性のいい人間を見つけることを最大の責務としている。

エレーヌ
 クラブに住まう女性吸血鬼。年は二十代後半。
 カミーユ同様、「夜の仕事」をしている。
 色香を纏う大人の女性であるが、相性のいい人間と出会えることを夢見る、少女のような一面もある。
 カミーユたち年少の吸血鬼にとっては姉のような存在。

此方輝く黒星に

 「彼方遠くの星よりも」の番外編です。
 あらすじや用語解説のページを設けてはいますが、先に「彼方~」をお読み頂くのをおすすめいたします。

サンプル

あらすじ

 アイギス社への襲撃事件を経て、想いを通じ合わせ、レンタルではなく自らの正式なマスターとなったクウヤと日々を穏やかにすごしていたシグ。
 ある日、研究が大詰めを迎えたクウヤが「実証実験が終わった後に連休を取り、お前と一緒に実家に帰る」と言い出して……?
 本編「彼方遠くの星よりも」よりも更にイチャイチャ感増し(多分)でお送りする番外編です。

登場人物

シグ
 クウヤの護衛用ギフテッド。料理が得意。
 ギフテッドとヒトの身分違いの関係に不安を感じる中、突然クウヤの実家に帰ることになり……?

クウヤ・アマサキ
 シグのマスターで、業界大手のセキュリティ会社「アイギス・カンパニー」で設備の研究開発を行っている会社員。
 実証実験を控え仕事で慌ただしい日々を送る中、実家である惑星「ジズレ」の新ストックホルム市へシグと帰ることを決める。

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