彼方遠くの星よりも 設定紹介

※大してSF知識のない人間が勢いで書いているシリーズなので、考証などは気にせずお読み頂けますと幸いです

Introduction
 西暦2300年代に地球外惑星へ居住を移し、暦をマルグリット暦へと改めてから250年余りが経過した星々の世界――
 マルグリット暦274年。この時代は、発達したAIとロボット、そして遺伝子操作を施された人間「ギフテッド」によって、人類が世界を弄び続けている時代である。

惑星「ジズレ」
 エリダヌス座、ラーンの惑星系に属する惑星。
 地球の四大文明を育んだ川の名を冠する四のコロニーを持つ、連合政府の主星。
 各コロニーとは軌道エレベーターで繋がっている。
 コロニーはそれぞれ特色があり、その中の一つ「ティグリス」には大企業の研究、開発施設が多く置かれている。

ギフテッド
 西暦代の終わり頃に発明された、遺伝子操作によって脳・身体の能力を著しく向上させ、ある分野(ないしはおおよその分野)において秀でるよう設計されたヒトのこと。
 その人権、権利は連合共同宣言において保護されているが、その性質上人間よりも地位が低い傾向にある。
 西暦代の過去「ギフテッド」と呼ばれていた者(生まれつき資質の高い者、天才)とは意味が異なる。

クウヤ・アマサキ
 コロニー「ティグリス」にあるセキュリティ企業「アイギス・カンパニー」でセキュリティ装置の開発をしている研究員。27歳。
 遺伝子上、地球の日本をルーツに持つ。
 涼やかな見た目とつっけんどんな口調から冷たい印象を受けるが、感情表現が苦手なだけで、親しくなった人間には優しく接する。
 身内に甘いタイプ。

シグ
 クウヤがレンタルした護衛用ギフテッド。初期年齢の設定は25歳だが、培養が終わってから半年ほどしか経っていない。
 見た目こそ体格のしっかりとした大男だが、穏やかで優しい性格。
 料理が得意。

アルブレヒト・アルバネスト (イラスト左)
 ジズレ本土で官民合同のギフテッドのソフトウェア開発プロジェクトの主幹研究員をしており、プロジェクトの主軸であるテスト体「エクレチカ」とともに生活をしている。エクレチカ曰く「ろくでなし」。
 クウヤとは同い年で、大学からの数少ない友人。

エクレチカ・レチカ (イラスト右)
 通称レチカ。イタリア語で万能、多才の意であるEcletticaを名に冠した、外見年齢十代半ばほどのギフテッド。
 ギフテッドのソフトウェア開発のためのテスト体であり、アルブレヒトの護衛でもある。エクレチカがプロジェクト名で、レチカが個体名。
 快活で他者に寛容な刹那主義。

Illustration By じょん 様

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